お互いに恋愛関係にあるからと言っても、これまで続いてきた信頼関係をこれからもキープしていくためには、お金の貸し借りにはきちんとけじめをつける必要があると言われています。
例えば、彼氏にお金を貸す場合、後々起こり得る金銭トラブルを回避するために借用書を書くことを勧める専門家もいます。
彼氏に納得してもらってから借用書を書くべき
とは言え彼女側、つまりお金を貸す側からすると、借用書を書くことを提案するには恐らく勇気が必要となることでしょう。借用書について言及した時点で、自分は信用されていないと彼氏に思わせてしまう場合があるからです。
それで、彼氏にお金を貸す際の重要なポイントは、まず彼氏に十分納得してもらってから借用書を書くようにするということです。
その際には、きちんと「お金を貸す前に話があるんだけど」「借用書って知ってる?」「こういうことはきちんとしておいたほうがいいと思う」とお金の貸し借りについての認識合わせをしておくことで、その後の関係性にも響いてきますよ。
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彼氏に借用書を書かせる説得方法
そもそも借用書とは一体何のことでしょうか。一般的に言って借用書に記載される事柄には、
- ある人からお金を借りたという事実
- 借りた金額や返済期限、借用書を書いた日付や署名
- そして押印など
があると言われています。
彼氏にお金を貸す前に借用書を書かせるためには、誠実な態度で説得に努めることが必要です。その際、借用書を書く目的は、彼氏がお金を返してくれないのではないかと心配しているからではなく、信頼関係を強めたいからだということを上手に説明することができます。
つまり、相手を信用していないから書くのではなく、今享受している信頼関係をこれからもずっとキープするためであるというわけです。誠実な態度で心からお願いするなら、彼氏の心を動かすことができるでしょう。
彼氏にお金を貸す場合の借用書の書き方
あなたと彼氏との個人間でお金の貸し借りをする際に、効力のある借用書を作ることは大切ですが、実際どのように書いたらよいのか分からないという人も少なくありません。
借用書を作る際の注意点の一つは、書式よりもその内容でしょう。なぜなら彼氏との間で作成する借用書は公文書ではなく私文書であるからです。
実際、公文書は強い法的効力を有する文書と言うことができます。彼氏にお金を貸す際に作る借用書は、あくまでも個人間のものであるため、私文書として作成すれば十分であるとは言え、借金の証拠となる重要な文書と言えるのです。
金利・遅延損害金の決め方
彼氏との間で借用書を作成するに当たって、金利や遅延損害金を決めることも必要でしょう。
そのように、金利や遅延損害金に関する記載のある借用書にするためには、借用金額や返済期限などを記載した下の部分に、追加で記すことができます。
例えば、「利息として年3パーセント、遅延損害金として年3パーセント」といった具合に、具体的な数字を明記しましょう。二人で十分話し合った後に、お互いが了承した場合に限り記載することができるでしょう。
お互いが納得したうえで借用書を書くことで関係性が維持できる
たとえ恋愛関係にあってどれだけ仲が良い二人であったとしても、金銭の貸し借りが原因となって、大きなトラブルにも発展してしまう場合があることを念頭に置いておくのはよいことです。
実際、二人がよく話し合って、お互いが納得したうえで借用書を書くようにするなら、これまで大切にしてきた二人の関係性を今後も上手く維持していくことができるでしょう。
何と言っても、借用書は相手が信用できないから作成するものではないのです。実際、借用書をきちんと作成することによって、事前にトラブルを回避できるとともに、二人がいつまでも気持ちよく付き合っていくことが可能になるのです。
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